工法といってもここで紹介するのは柱や土台、梁などの骨組みと断熱工事に関わる部分をわかりやすい言葉と写真でご紹介。
古より脈々と受け継がれる工法。柱、梁、桁などの木材をそれぞれ接合するように加工を施し建てる工法。
柱や梁などが出来上がるまでには全て機械による加工がされるプレカットと呼ばれるものと、大工が墨付けをして刻むやり方と大きく分けると2パターンあります。
当社ではプレカットを主流としていますが、定期的に“刻み”も行うようにしています。
その理由は棟梁が墨付けをしていく過程で同時に頭の中により深く3Dでその建物を理解していくことができるということにあります。
プレカットに比べ手間のかかる非生産的な工程ですが曲がった太鼓梁や丸柱、勾配天井などの仕様が多い当社にとって最終仕上がりを想定しつつ墨付けをしていくことは大切な工程と言えます。
また定期的に刻むことで大工の技術と知恵を維持・継承していくことにもつながります。
集成材を主たる材料とし、土台、柱、桁梁等の接合を金属プレートを用いて接合する工法。
組み上がりは在来工法とほとんど同じ。接合部分と集成材である点が大きな違いです。
規模の大きめな建物などに向くほか、耐震性能でも優れている点などが特徴。
参考画像:BXカネシン株式会社
外壁面と屋根面、基礎外周立ち上がりもしくは床下面に吹き付けて施工。
現場で液体を吹付発泡させるため小さな隙間もしっかり断熱。
断熱性を確保しながら気密性の高い施工を実現。
自己接着力もあるため末永い断熱性を維持してくれます。
セルロースファイバーとは平たく言うと新聞紙を細かく切り刻みグッシャグシャにした綿みたいなもの。
それを壁や天井に充填もしくは積もらせて施工。
材料のセルロースをほぐして圧縮空気と共にホースで壁に充填。
調湿性、吸音性に優れるもコストはやや高・・・。
新聞紙をリサイクルして作る再生品のため環境にやさしい断熱材です。